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【感想】ここはウォーターフォール市、アジャイル町は物語形式でカイゼンが学べる本

   

概要

ここはウォーターフォール市、アジャイル町を読了したのでレビューを記載しようと思います。
物語形式で読みやすく、カイゼン活動を行うための方法などが学べるオススメ本です。

アジャイル開発「最初の一歩」に好適!ウォーターフォールとアジャイルは融合できる。現場のリアルが詰まった、幸せな共存ストーリー。過去アジャイルに挫折した人も、これなら大丈夫。

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書籍概要

どんな本?

アジャイル開発「最初の一歩」に好適!
ウォーターフォールとアジャイルは融合できる。
現場のリアルが詰まった、幸せな共存ストーリー。
過去アジャイルに挫折した人も、これなら大丈夫。

  • 沢渡 あまね 著、新井 剛 著
  • 2020年10月14日 発行
  • 280ページ
  • 定価2,508円(税込)

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内容のまとめ

問題だらけの情シス部門に配属された主人公が、少しずつアジャイル開発の手法を取り入れたカイゼン活動を進めて、自律的に問題を解決できるチームを作り上げていくといった物語です。
章ごとに、物語→ツールや手法に関する解説や補足 といった形で進んでいくので、かなり読みやすく普通の小説を読んでいくような形で読む事ができます。
著者の1人の新井さんは、同じような物語形式でアジャイル開発を解説する、カイゼンジャーニー、チームジャーニーの著者でもあります。
下記で上記2冊の解説もしていますので気になる方は参照ください。

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カイゼンジャーニーやチームジャーニーがアジャイル開発にフォーカスしているのに対して、本書はタイトルにある通り、ウォータフォールの中にアジャイルの手法やツールを取り入れるといった視点で書かれています。

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感想

良かった点

読みやすく、わかりやすい

話の内容や解説も簡潔でわかりやすくまとまっています。
開発者や開発部門でない間接部門や運用部門の人々が読んでもわかりやすくまとまっています。

気になった点

後半の展開

前半は次々と起こる問題に紆余曲折しながら進んでいくので物語に起伏があって良いのですが、後半はとんとん拍子でうまく事が進んでしまい物語としては起伏に欠けると感じました。
あと、話が短いので一部の主要キャラクターに関しては最後まで印象に残らずに終わってしまうなど、掘り下げが足りないと感じました。

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開発の視点は少なめ

システムを運用するチームが主役となっているため、システム開発の視点といよりも運用や組織作りといった視点での話が多くて、ウォーターフォール開発においてアジャイル開発を適応するには?といった点の期待はあまり応えられないかもしれません。
もちろん、紹介されている個々の手法やツールなどは役に立つと思います。
どちらかというと、開発以外の組織に対してカイゼンやアジャイル的な視点を取り込むには?といった点で役立つのではと思いました。

まとめ

ストーリー主体の本なのでかなり読みやすく、システム開発者以外でも理解できる間口の広い本です。
ウォーターフォールというよりも、無駄や手戻りの多い組織や仕事に関してアジャイル開発におけるプラクティスを適応してカイゼンを行うにはどうしたら良いか?といったニーズにあっていると本だと思います。

アジャイル開発(スクラム)に関して、学びたいという人は同じく物語形式で説明がされているカイゼンジャーニー、チームジャーニー、SCRUM BOOT CAMP THE BOOKといった本をオススメします。

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「ともに考え、ともにつくる」――スクラムやアジャイルを導入した現場で直面する開発チーム・マネジメントの問題に立ち向かうすべ、チームづくりの要点をストーリーで学ぼう!
近年、より複雑化しているプロダクト開発をチームでうまく進めていく手法として、世界中で注目されている「スクラム」。実際の開発現場にどう適用すればよいのかを、とにかくわかりやすく解説しています。

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