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【技術書感想】Linuxサーバ入門[CentOS 8対応]はLinux未経験者でもしっかり学べる入門書

   

概要

インプレスから発売されている、「Linuxサーバ入門[CentOS 8対応]」の感想や備忘録等を紹介します。
前回、bash入門の本を紹介しましたが、改めてLinuxを勉強したいと思い、積読になっていた本書を読みました。
(↓がリンクです。)
【オライリー本感想】入門bash 第3版 は基本から丁寧に説明されている本

本書は、ITプロを目指す初心者が、CentOS 8を通してLinuxのシステム管理とサーバ構築の基本操作を学習していくための入門書です。

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書籍概要

どんな本?

本書は、ITプロを目指す初心者が、CentOS 8を通してLinuxのシステム管理とサーバ構築の基本操作を学習していくための入門書です。
普段はWindowsやmacOSといったウィンドウ環境を利用している方を対象に、Linux(CentOS 8)におけるコマンドライン操作、ユーザー管理、パッケージ管理、ネットワークの基本設定、サーバーの管理・構築について、実際の操作を行いながら解説します。
本書を読み終えた段階で、CentOSでの基本的なシステム管理やWebサーバやファイルサーバの構築が行えるようになることを目指しています。
Chapter 1~Chapter 3までは、CentOSのインストールから始めて、コマンドラインの使い方を学習します。
その後のChapter 4とChapter 5では、Linuxのシステム管理、ネットワークやセキュリティの基本的な設定を行います。
Chapter 6以降は、より実践的なサーバ構築のテーマとして、ファイルサーバとしてSambaとNFS、WebサーバとしてApacheの構築を取り上げ、最後にSSHによるリモートアクセスの方法を解説します。

  • 大津 真 (著)
  • 2020年04月 発行
  • 312ページ
  • 定価2,750円(税込)

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内容のまとめと感想

Linuxのディストリビューションの中のCentOS 8にフォーカスし、Linuxサーバの構築方法を一から解説している技術書になります。
OSのインストールから、各種設定、ApacheやSambaをセットアップまで順序立てて説明が行われています。
入門というタイトルの通り、Linuxを触った事がないユーザ向けに丁寧な説明が特徴です。

良いポイント

読みやすい

日本人の著者で、説明もシンプルに書かれていてわかりやすいです。

CUIに関して一から説明

Linuxサーバは基本的にCUIでの操作が前提となっている事が多く、初めて触るとかなり敷居が高いです。
(GUI機能がインストールされていない事が多い)
本書はCUIに関してコマンドの説明を丁寧に実施してくれるので、初めての人でしっかりと学ぶ事ができます。

最新のCentOS 8を使用

CentOSの最新版である8を使用した説明となっていて、7からの変更になったポイントもちゃんと反映されていて安心して読めます。

具体的な構築方法も含む

Webサーバやファイル共有サーバを想定した設定や構築手順を説明してくれるので、実践的でかつイメージしやすい、

本書では解決されないポイントや課題

オンプレ前提の説明

基本的にオンプレミス環境で自前でOSのインストールを行うことを前提としています。
ですので、AWSなどのクラウドサービス上で環境構築する場合だと順番に読むと、解決できない点などがあり、入門書としては難しいかもしれません。
具体的な例で言うとクラウド上の環境は基本的に自分でOSインストールせずにイメージから環境を作ってその後、sshでのリモート接続して操作するのが最初の第一歩になりますが、本書ではsshに関しては一番最後で説明されています。(他にはファイアウォール周りなど。)
ですので、本書を使うなら多少はクラウド上で環境をある程度触った事がある人もしくは、自分でOSインストールから試せる環境を持っている方が良いと思います。

あくまで入門

入門書ですので、実務等で本格的な環境を構築するするならば、より応用的な書籍での勉強が必要になります。
幸いなことに、本書のシリーズで「実践ガイド」といった形でより高度な説明がされている2冊本が発売されています。
本書を読んだ後にこれらを使うとより実践的な知識を習得できるかもしれません。

CentOS 8は、CentOS 7でのシステムにおける大幅な改良を引き継ぎつつ、さらにさまざまな新機能を搭載しました。主なツールとしては、統合OS管理(Cockpit)、コンテナ管理(Podman)、仮想マシンイメージ作成(Image Builder)、ストレージ管理(Stratis)、パケットフィルタリング(nftable)、セッション録画/再生(tlog)などがあります。本書では、これらの最新のツールを使いながら、IT現場の技術者にとって必要な、システム管理に伴うさまざまな手法を解説しています。
CentOS 8による企業のIT基盤を支える必須技術を集約」。CentOS 8の運用管理、サーバ構築にかかわるシステム管理者を対象に、従来型のデータベース、Webサーバ、メールといったサーバシステムの構築から最先端の仮想化、コンテナ基盤、IaS、GPU・AIサーバ、といったクラウドネイティブ型サーバ構築に至るまで、実際のIT基盤の提案、構築、日常の運用業務など、さまざまなシーンで役立つ情報を網羅しています。

個人的な感想

最初の方はある程度Linuxサーバを触った事があれば、わかっている基本的な事項が多く、ざっと読んだ感じです。
中盤〜後半になってくると、私レベルの少しだけ触れるレベルの人間でも知らない点などが多く解説されていて勉強になりました。
とりあえずかなり敷居が低く、最初の一冊としては良さげな本だと感じました。

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章のまとめと感想

Chapter 1 Linux/CentOS の概要とインストール

Chapter 2 コマンドラインを操作しよう

まず、Linuxの歴史やCentOSの位置付け(RHELとの違い)が説明され、その後インストール方法が説明されています。
その後、CUI(bash)の基本的なコマンドの説明がされています。

Chapter 3 シェルを活用する

Chapter2を発展させて、よりbashを使った様々なユースケースやvimを使ったシェルの編集方法などが説明されています。
入門bashの内容と一部重複していますが、かなり丁寧にわかりやすく説明しくれています。

Chapter 4 システム管理の基礎知識

Chapter 5 ネットワークの基本とセキュリティ

Chapter4はOSを管理する上での基本的な機能に関しての説明がされています。
具体的にはユーザ管理や、権限管理などがパッケージ管理などなど。
なんとなく知っている機能などに関して、基礎を説明してくれていてこの章が個人的んは一番参考位なりました。
CentOS7を使う事が多かったなので8でyumからdnf変わっているポイントなども説明されていてなるほどと思いました。

Chapter5に関してはオンプレのセキュリティやネットワークの設定としては必要ですがAWSなどで使う場合、NSGなど別のサービスで実施すべき項目が多く感じたのでこの辺りは斜め読みしました。

Chapter 6 ファイルサーバを立ち上げる

Chapter 7 Web サーバの構築 - Apache

ファイル共有としてSamba、WebサーバとしてApacheといった定番の機能のインストールと設定に関して順々に説明がされています。
基本的な機能や代表的な設定を説明しているだけなので、本格的な用途では別途学習が必要だと思いますが、流れや雰囲気を掴む上では良いと思いました。

まとめ

Linuxサーバの基本的な部分を学ぶ上で敷居の低い良書だと感じました。
読みやすくて1日くらいでサクッと読めてしまうのも良い点ですね。
Linux関連の書籍を連続で紹介し、もう少し使いこなせるようにステップアップしたりLinux関係の資格取得も視野に入れたい所ですが、他にも色々と学びたい事があり、どうしたものか考えています。

 - 技術書, 読書感想