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概要
オライリーの「Head First SQL ―頭とからだで覚えるSQLの基本」を読んだので感想を書こうと思います。
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書籍概要
どんな本?
初めて学ぶ方、過去に挫折した経験のある方、知識を確固たるものにしたい方を対象に、イラストや写真を使ってやさしく楽しく解説する人気のHead FirstシリーズのSQL編。
視覚的にデータベースの仕組みと、それを操作するSQLについて詳しく解説しています。
刺激的なレイアウト、楽しいクイズやパズル、あっと驚くたとえでSQLが直感で理解できます。
基本だけでなく、SQLをさらに活用するための応用力も身につきます。「やさしく学ぶ」「楽しく学ぶ」「深く学ぶ」をすべて満たしてくれる一冊です。
- Lynn Beighley (著), 佐藤 直生 (監訳), 松永 多苗子 (翻訳)
- 2008年06月 発行
- 608ページ
- 定価4,620円(税込)
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内容のまとめと感想
SQL初学者向けに特化した入門書です。
オライリーの書籍の中でも特に初学者向けに特化したシリーズである「Head First」の1冊として発売されている書籍となります。
「Head First」シリーズの特徴として、イラストや写真を多用したビジュアルを全面に押し出したわかりやすさになるようです。
個人的には、最近仕事でSQLを使う機会がめっきり減り、個人開発でもORMを使うことが増えてあまり巣のSQLを触る気か機会が殆ど無くなってしまっていたので、サクサクと読めてリハビリにはちょうど良かったです。
特徴
初学者に向けて丁寧に説明
そもそもRDBMSって何?レベルの最初の最初から説明してくれる、非常に丁寧な作りになっています。
逆に言えば、ある程度経験があるエンジニアからすると前半はかなり冗長なので、飛ばしてしまっても良いかと思います。
具体的な例を使いながら、おちゃらけた感じで話が進むので読みやすのも特徴です。
ビジュアルが豊富でサクサク読める
「Head First」シリーズ自体を初めて読んだのですが、ページの半分以上は写真や図で占められていて、非常に読みやすいです。
技術書というと文章多めになりがちですが、そんな概念を打ち破って初学者が躓かないように工夫されていると思いました。
600ページ弱と非常に分厚いですが、サクサクと読めてしまいますね。
問題と回答が続いていて読みやすく定着しやすい
本書は数ページおきに簡単な質問形式の問題が載っていて、次のページでその回答が書かれているというスタイルが多いです。
一般的な技術書だと章末に演習問題などが載っていて、書籍の末尾に回答といったものが多いですが、回答が次ページにすぐ載っている方が読みやすくて個人的には好きです。
また、一方的に読むスタイルよりも頻繁に質問があって考えさせる方が理解の定着には向いていそうです。
特定のRDBMS製品によらない汎用的な内容
使用するRDBMSはMySQLとなっていますが、それ以外の製品でも問題ない汎用的なSQL構文をメインに取り扱っているで、他の製品であっても気にせず読むことができます。
ただ、逆に言えば特定の製品に依存する機能などに関しては、別途フォローアップする必要があります。
基本的な内容をカバー
SQLの基本的な構文から始まり、テーブルの正規化、結合、サブクエリなど基本的なSQLに必要な機能を学ぶことができます。
インデックスやパフォーマンスなどの入門者向けではないテーマなどはありませんが、初学者向けということを考えれば必要がないのかもしれません。
まとめ
ビジュアルが多めで、内容も少しふざけた感じになっていて、技術書を読むのが苦手といった初学者でも読みやすい工夫がされたSQLの入門書です。
ある程度SQLを触ったことがある人には少し冗長ですが、これからSQLを学びたいという人や、経験者がリハビリがてらサクッと読むには良い本だと思います。