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概要
ASP.NETの絵本を入手したので読んでみました。
簡単にですが感想を書いてみようと思います。
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前提
ASP.NETに関しては比較的最近できたMVCと昔からあるWebFormsがあります。
(私はMVCの方がある程度理解していますが、WebFormsに関しては殆ど理解していません。)
本書はWebFormsを取り上げたものになります。
また、この本ですが言語としてはC#ではなくVB.NETをメインとしています。
C#に関しても一部載っていますが、オマケ程度ですの注意してください。
(といってもコード量も、内容も多くないのでVB.NETが読めなくてもWebFormsがどいったものなのかを知りたいのであれば問題ないレベルだと思います。)
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絵本シリーズに関して
XXの絵本といった形で他にも色々シリーズが出ているようです。
名前からわかるとおり、絵が大きくフィーチャされており、中身の深さよりも理解しやすさに重きをおいた入門的な位置づけになります。
内容
全8章から成り立っていますが、おおまかにいって以下の2つのアプリを作成します。
1.画面で選択されたアンケートを集計してテキストに集計して書き出し+画面に出力するアプリ
2.SQLServerを使ったDBとデータをやり取りするアプリ
上記を見てもらえばわかるように特に複雑ではなく、非常にシンプルなアプリを作るのでよっぽどの初心者じゃない限りはつまずかないと思います。
もっと細かく見ると以下のようになります。
1章:ASP.NETとVB.NETの概要
2~4章:簡単な入力と出力を行うアプリを作成
5~6章:Web.config周りの設定やIISに関して
7~8章:DBとやり取りするアプリの作成
感想
非常に理解がしやすかったです。
同じ.NET上のWinFormsやWPF,サブセットのSilverlightといったフレームワークに非常に近い設計思想を持っており、理解がスムーズにできました。
上記のフレームワークと同一の思想に沿っていることで、Webアプリケーションを作る際に一般的なMVCフレームワークよりも手軽に開発ができるといった点で長らく使用されてきた事も理解できました。
見た感じ簡単なツールや画面を作るならWinFormsと同じ感覚でサクッとできてしまうので、今後使ってみるのもアリかなと思いました。
(逆に言うとやはりフロントエンドの表示や操作を凝ると色々と弊害がありそうではあります。)
浅く広くWebFormsに関して取り上げられており、1-2時間であっさり読めてしまったので非常に助かりました。
サンプルコードを色々説明するよりもそのコードによって何が行われるのかといったような仕組みに関して図を使って説明されており、理解しやすかったです。
もちろん、より細かい機能や実践的なアプリケーションを作成したい場合には別途学習が必要だと思いますが、
.NETのローカルアプリしかやってこなかった人がWebFormsってこういうものなのか!といったことを短時間で理解するには非常にいい本だと思いました。
上記の人は一度買ってみることをお勧めします。