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概要
今更感はあるのですが、Microsoft Azureの資格AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)を無料で受講して1週間で取得した際の話をしようと思います。
主に下記の内容を紹介します。
- 無料で受験する方法
- 勉強方法
- オンラインでの受験方法
下記でAZ-900の後に合格した上位の試験の体験記もまとめてありますので、合わせて参照ください。
AZ-104の体験記に関しては下記にまとめてあります。
AZ-303も合格したので下記で合格体験を載せています。
AZ-304の体験記に関しては下記にまとめてあります。
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AZ-900って?
Microsoftの提供するクラウドサービス「Azure」の認定資格です。
Fundamentalsという事で、一番初歩レベルの資格になり、下図の通り、その上には中級〜上級といったより高度な資格があります。
AWSにも同様な認定資格があり、同じく初歩レベルの「AWS 認定 クラウドプラクティショナー」が該当するかと思います。
イメージ的には情報処理技術者試験でいうところの、「ITパスポート試験」みたいなものでしょうか。
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無料で受講する方法
受講料としては、12500 円とそこそこのお値段。
ですが、Microsoftが開催しているオンライントレーニングサイト「Microsoft Virtual Training Days」で「Microsoft Azure Virtual Training Day: Azure Fundamentals」というオンライン教育を2日間受講すると、受講完了後に無料のクーポンを取得する事ができます。
教育自体は、1~2ヶ月に1回くらいの頻度で結構頻繁に開催されているので受講するのをお勧めします。
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資格としての効果
残念ながら本資格を持っていても、転職や就職においてあまり役立つレベルではないと思います。
はっきり言ってしまえば、Azureを触らなくても資格が取れるレベルですので、実務レベルでの能力の証明にはならないです。
クラウドサービスに関しての基本的な考えとか、Azureにはこんなサービスがあるといった事が把握できるレベルになるかと思うので、基本的なリテラシーがあるといった証明としては使えるかと思います。
試験範囲や内容など
問題など
試験は選択式問題となっており、問題数としては40~45問程度で、60分の試験時間となります。
満点が1000点で700点以上で合格です。
受験方法
提携しているテストセンターでの受講かオンラインでの受験か選べます。
どちらも受験申し込み時にオンラインで時間を指定して申し込む形になります。
現在コロナ禍の影響か最寄りのテストセンターの予約が1つもなかったのでオンラインでの受講が現実的なのかもしれません。
(都会だとあるのかもしれません)
試験範囲
試験囲としては、下記のように分野ごとに問題出題比率が決まっています。
cloudのコンセプトに関する説明(20〜25%)
コアAzureサービスに関する説明(15〜20%)
Azureのコアソリューションと管理ツールに関する説明(10〜15%)
一般的なセキュリティおよびネットワークセキュリティ機能に関する説明(10〜15%)
ID、ガバナンス、プライバシー、およびコンプライアンス機能に関する説明(20〜25%)
Azureのコスト管理とService Level Agreementsに関する説明(10〜15%)
勉強方法など
前提知識
私自身は、仕事でクラウドサービスをがっつりと触るといった経験はありません。
(クラウド上で稼働する製品などに関わったことはあるが、インフラやコード開発などは未実施。)
Azureに関してもほとんど触った事はありません。
ですがAWSやGCP、Firebaseなどのクラウドサービスに関しては以前から仕事上で調査して知識として吸収していたり、趣味でアプリケーションを構築するといった形で基本的な知識はある状態です。
簡単にいってしまえば、AWS LambdaやS3を使ったサーバレスサービスやEC2などを使ったWEBアプリを構築するといったことはできるが、そこにVPCをがっつり設計してセキュアな環境を構築したり、Route53やCDN、ALBなどを使った本格的な構成は作った事がないといったレベルです。
ですので、クラウドサービスを触った事がありませんというレベルですともう少ししっかりと準備が必要だと思います。
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勉強方法
書籍
まずは、合格対策Microsoft認定AZ-900という下記の本で勉強しました。
図も多く、試験範囲ごとに簡潔に説明がまとめられていて、わかりやすかったです。
各章ごとに問題もあって、最後には模擬試験もあるのでお得です。
ちょうど最近、別の出版社から本が出たようです。
こちらは使用していないのですが、模擬試験もついているので良さそうです。
Udemy
やはり本だけだと問題演習ができないため、ひたすら問題を解ける問題集を探しました。
書籍では見当たりませんでしたが、Udemyに問題集が販売されていてのでそちらを購入する事に。
Udemyは定期的にセールをしているのでセール時であれば半額以下で購入できます。
これだけで合格!AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals模擬試験問題集(7回分430問)
6回分で全276問もあるので、勉強になります。後半2回が結構難しかったです。
間違えた箇所を解説だけ見ても、ピンポイントので理解にしかならないので、参考書でしっかりと概要や背景を理解するといった形で勉強しました。
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受験
予約
受験方法に関しては、前述の通り全国のテストセンターもしくはオンラインでの受講となります。
オンライン予約で日時を指定する形での受験となるので、てっきり2〜3日前くらいに予約できるものかと思ったら、土日は結構埋まっていて2〜3週間後でないと予約できない状況となっていました。
ですが、キャンセル待ちを狙って、何度か予約日時を確認したところ運良く2日後の土曜日に予約が取れました。
日時だけではなく、時間帯ごとの空き状況もあり、オンライン試験だからといっても気軽に予約できるわけではないので注意が必要です。
準備
オンラインでの受験の場合、ピアソンVUEのオンライン試験の仕組みを利用指定受験します。
不正防止のためにWEBカメラとマイクで監視された状態での受験になるので、機能が備わったPC環境が必要です。
最近のノートPCであればどちらもついているので問題ないかと思います。
受験前に問題ないかをチェックできるツールもあるので、そちらで確認すると良いと思います。
また、試験を行う場所に関しても色々と制限があり、外部のモニタや本が手に取れる範囲の場所だとダメみたいです。
なので普段の作業机などがある場合、ちょっと色々と生理が面くさいかも。
なので、私は寝室に小さい机を持っていってそこで受験しました。
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試験当日
試験時間の30分前からオンラインでチェックイン可能になります。
アプリをDLして、免許証などによる各種チェックが行われた後に、試験管とのチャットでのやりとりが始まります。
カメラをぐるっと回して部屋の全体を写したり、両手を写したりなどのチェックが行われます。
なんだかんだで試験開始まで15分くらいはかかったので、早めにチェックインした方が良さそうです。
また、チェックイン作業を始めたら勉強など最後の見直しをする余裕もないので、復習や見直しは予めやっておきましょう。
試験内容
思ったよりも難しかったです。
見たことない問題や、サービスに関しても結構出題されて困りましたね。
Udemyになくて参考書にはあったような、1つのテーマに関して3問くらい答える形式の問題などは難しいものが多かったです。
参考書の模擬試験やUdemyの問題(難しい最後2回を除く)で9割程度を取っていたので余裕かと思ったら、そんなことありませんでした。
結果としては、788点で合格でしたが、上記の通り簡単な問題であれば9割レベルの回答率を持っていないと厳しいかも。
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まとめ
簡単にですが、AZ-900の受験体験をまとめました。
中級レベルのAZ-204を取得するか、AWSのソリューションアーキテクトを取得するか迷っています。
Azureは日本ではマイナーなので、これより上位の資格は日本語の参考書等がほぼ無いので勉強が大変そうなのがネックです。
AWSかなぁ・・・と思いつつ会社の福利関係でAzureであれば無料で受けられそうなので、どうしようか思案中です。
どちらにせよ、合格したらまた体験記を書こうと思います。
(2021年08月更新:AZ-104に合格しました。下記に合格までの情報を記載しました。)
(2021/00/11追記)
AZ-104の体験記に関しては下記にまとめてあります。
AZ-303も合格したので下記で合格体験を載せています。
AZ-304の体験記に関しては下記にまとめてあります。