Azure 資格試験

【Azure 資格】AZ-104を合格しました。無料で受講できる? 勉強方法など紹介【更新方法もあり】

2021年8月9日

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概要

5月にAZ-900を受験して、合格した時の体験記をまとめましたが、その1ランク上の試験になるAZ-104も無事合格できましたので体験記などを紹介します。

【Microsoft Azure】AZ-900を1週間で無料受験して取得した話

(2021/08/28追記)
一ランク上のAZ-303も合格したので下記で合格体験を載せています。

【Microsoft Azure】AZ-303(Azure Solutions Architect Expert)を1週間で合格しました。受験方法、勉強方法などを紹介

(2021/00/11追記)
AZ-304の体験記に関しては下記にまとめてあります。

【Microsoft Azure】AZ-304(Azure Solutions Architect Expert)を1週間で合格しました。勉強方法や受験対策などを紹介。(更新も)

(2022/06/26追記)
取得後1年の資格更新に関して追記しました。

DMM Booksで技術書が最大75%お得なセールを実施中。オススメ&ポチった書籍の紹介

 

本書は、Microsoft Azure Administrator[AZ-104]の対策教科書です。2021年9月に更新された最新試験に対応しています。マイクロソフト認定トレーナーである著者が、単なる試験対策に止まらず、Azureの初学者でも本書だけで理解できるよう基礎から活用までとにかく丁寧に解説しています。また、操作方法も画面付きで細かく解説しているので、実務にも役立ちます。

 

本書は、Microsoft認定試験「AZ-104:Microsoft Azure Administrator」の対策書です。AZ-104試験に合格することにより、認定資格「Azure Administrator Associate」を取得できます。第1章では、Microsoft認定試験を初めて受験する方向けに、認定試験と認定資格の概要を説明します。続いて第2章から第6章までは、試験の出題範囲に合わせてポイントを絞った解説と章末問題で構成しており、短時間で無理なく勉強できる仕組みになっています。そして第7章では、試験前の力試しとして、模擬試験を掲載しています。

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AZ-104って?

Microsoft社の提供するクラウドサービス「Microsoft Azure」の認定資格です。

どういった試験かという問いに関して、試験の公式HPでは下記のように定義されています。

この試験の受験者には、仮想ネットワーク、ストレージ、コンピューティング、ID、セキュリティ、ガバナンスなど、組織の Microsoft Azure 環境の実装、管理、監視に関する専門知識が必要です。

Azure 管理者は多くの場合、組織のクラウド インフラストラクチャを導入するための大きなチームの一員として働きます。 また、Azure 管理者は他のロールと連携して、Azure ネットワーク、セキュリティ、データベース、アプリケーション開発、DevOps ソリューションを提供します。

この試験の受験者は、オペレーティング システム、ネットワーク、サーバー、仮想化に精通している必要があります。 さらに、このロールのプロフェッショナルには、PowerShell、Azure CLI、Azure portal、Azure Resource Manager テンプレート (ARM テンプレート) の使用経験が必要です。

公式HPより

Azureの管理、監視を行うための幅広い技術に関する知識が求められるという事がわかりますね。

 

下記がAzureの資格試験のロードマップになります。

az-roadmap
参考元

前回取得した、AZ-900はFundamentalといった初級に該当する資格ですが、今回受験したAZ-104は中級になる資格です。

AWSにも同様な認定資格があり、同じく中級レベルの「AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト」が該当するかと思います。
また、情報処理技術者試験でいうところの、「応用情報技術者試験」みたいなものでしょうか。

 

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料金は?無料で受講する方法はある?

受講料としては、約21,000 円程度とそこそこのお値段。(ちなみにAZ-900が12500 円)
AZ-900では、オンラインの無料トーレニングを受講すると無料クーポンが得る事ができましたが、AZ-104では今のところ見当たりません。
(無料トレーニングはこちらから確認可能)

基本的に900番系の入門資格は、Azureの人口や上位の資格を受ける人を増やすための宣伝といった意味合いが強いので、無料クーポンをばら撒いている感じですかね。

ただし他の体験記などを見ていると、MS BuildやIgniteといったMS主催のイベントに参加していると無料のバウチャー(クーポン)が入手できるようなので、そういったイベントに参加して入手を試みれば無料で受講できそうです。
(ちなみにMS Build2021は5月開催、Ignite2021は3月開催でした。)

また、所属会社がAzureを使用していると、会社によっては年に1回無料で資格を受講できるクーポンが付与されるみたいなので、そちらで無料受講する事が可能です。
(私は幸運にも会社側のクーポンで無料受講可能でした。)

 

資格としての効果

採用側ではないのであくまでイメージになりますが、AZ-900と比較すれば具体的なサービスの内容や設定などが問われる資格なので、Azureに関してのある程度の知見があることの証明にはなるかと思います。
ですが、こちらの資格もAzureをあまり触っていなくても取ろうと思えば取れてしまうので、自分自身である程度Azureを触った経験やより上位の資格を取ることで、スキルアップに勤めた方が、転職などでは有利になるかもしれませんね。

 

更新が必要

資格の有効期限は1年間となり、合格後も定期的な資格の更新が必要となります。

といっても受験時に比べれば更新は簡単ですので、安心してください。

更新方法などは後ほど紹介します。

 

まずは試験を申し込もう

申込方法

提携しているテストセンターでの受講かオンラインでの受験か選べます。

どちらも受験申し込み時にオンラインで時間を指定して申し込む形になります。

申込ページ

テストセンターの受講ですと移動などの手間がかかるので、自宅でも受験できるオンラインがオススメです。

 

問題数と配分

試験は選択式問題となっており、問題数としては60問程度で、210分の試験時間となります。
満点が1000点で700点以上で合格です。
基本的に選択式の問題となりますが、大きくわけて下記の3フェーズに分かれていました。
1.後戻り可能な問題(50問くらい)
2.1つの設問に関して、複数種類の回答が提示されてYes/Noで答えていく問題(後戻り不可) (6問くらい)
3.1つの長文(要件)に対して何個も問題が出るパターン (4問くらい)

前身のAZ-103では実際に画面を動かす系の問題が出題されていたようですが、多くの人の受験記を見ても無かったといっているのでなくなったのかもしれませんね。
90分もあれば終わるボリュームで十分な時間があるので、時間は気にせずに受験可能です。

 

試験範囲

AZ-104は下記のような試験範囲分になってます。

Azure アイデンティティおよびガバナンスの管理 (15-20%)
ストレージの作成と管理 (15-20%)
Azure 計算資源の展開と管理 (20-25%)
仮想ネットワークの構成と管理 (25-30%)
Azure 資源の監視とバックアップ (10-15%)
MS公式サイト

システム管理者向けの試験となっていて、幅広くシステムを管理設計するための知識が問われると範囲となっています。
AZ-900でAzureの基本知識を身につけてから受験すると効率良く勉強できそうですね。

 

勉強方法など

前提知識

基本的にAzureの各サービスの細かい設定などを聞いてくる問題が多いです。
概念や考え方を理解すれば解ける問題と、ピンポイントの画面の位置などを問うようなマニアックなものまで幅広く出題されます。
AZ-900でサービスの基本を理解した上で、より深い知識が問われるイメージですね。

ネットワーク周りなどはオンプレミスでのインフラ知識やAWSでのVPCなどのネットワーク知識があるとAzure特有の知識を抑えれば解きやすいと思います。

勉強方法

MS Learn

MS公式のオンライントレーニングのMS LearnにはAZ-104向けの講座があるので、これを使って一から学ぶことができます。
AZ-104:Azure 管理者向けの前提条件

実際にポータルで画面を動かしながら学べるので、一からしっかり学べますが、時間が非常にかかってしまうのと、試験対策としては弱いという点がネックです。
(試験対策ばかりやっていると、問題には答えられても実際には動かせないといった事になりがちですが実際にハンズオンで学べるので、操作を覚えたりしたいといった点でオススメです。)

時間があって試験対策としてではなく、しっかりと操作を学びたいというのであれば一通りやってみると良いと思いますし、苦手な分野だけ動かして学んでみるといった使用法もありですね。
私も主にアイディンティ周りはハンズオンをやりながら概念を学びました。

 

書籍

以前はあまり日本語の書籍はありませんでしたが、最近は日本語の書籍も増えてきたので一番お手軽な方法です。

本書は、Microsoft Azure Administrator[AZ-104]の対策教科書です。2021年9月に更新された最新試験に対応しています。マイクロソフト認定トレーナーである著者が、単なる試験対策に止まらず、Azureの初学者でも本書だけで理解できるよう基礎から活用までとにかく丁寧に解説しています。また、操作方法も画面付きで細かく解説しているので、実務にも役立ちます。

構成として、基本的な仕組みや機能などを説明するスタイルで、章末に模擬試験が載っているのでかなり良いですね。

Amazonでのレビューの評判も良いです。

 

本書は、Microsoft認定試験「AZ-104:Microsoft Azure Administrator」の対策書です。AZ-104試験に合格することにより、認定資格「Azure Administrator Associate」を取得できます。第1章では、Microsoft認定試験を初めて受験する方向けに、認定試験と認定資格の概要を説明します。続いて第2章から第6章までは、試験の出題範囲に合わせてポイントを絞った解説と章末問題で構成しており、短時間で無理なく勉強できる仕組みになっています。そして第7章では、試験前の力試しとして、模擬試験を掲載しています。

2022年発売ということで一番新しい書籍となっています。

こちらも模擬試験(ダウンロード)がついており、各章末に確認問題がついているので便利そうです。

レビューを見るとこの本だけで合格したという人も多いようですね。

 

上記2冊が刊行される前は唯一の書籍として下記がありました。

本書は、「AZ-104: Microsoft Azure Administrator」の受験対策本です。AZ-104は、6ヵ月程度の実務経験を持つ、Azure管理者向けの試験です。実際の設定方法や、基本的な考え方を豊富な図表を用いて解説します。試験範囲を短期間で学習でき、最新のラボ形式に対応した演習を行うことができます。

感想としてはかなり入門的な内容で、各サービスの概要を軽く説明するレベルの本で、一応少しだけ問題集もありますが、試験対策としては非常に弱いです。
Azure未経験で、最初に学ぶにはわかりやすくて良いですが、別途細かい部分を学ぶ必要があります。
Kindle Unlimitedですと無料で読めるので、会員の人は試しに読むというのはありかもしれませんね。

 

Udemy

AZ-900と同じく、オンライン講座を提供するUdemyで問題集を購入して勉強しました。

書籍と比較して問題が多く掲載されているので、個人的には書籍で勉強しつつ内容を理解するために、紹介する問題集で確認するスタイルがオススメです。

日本語の教材としては下記があり、購入しました。

AZ-104: Microsoft Azure Administrator 模擬問題集

残念ながら問題数が2セット(100問程度)しかないので、これだけ心もとなかったので下記の教材を追加購入しました。
Udemyは定期的にセールをしているので、セール時であれば半額以下で購入できますのでセールを狙いましょう。

AZ-104 - Microsoft Azure Administrator Practice Tests 2021

こちらは6セットで300問近くあり、解説も比較的多めで、根拠となっているMSの詳細説明へのリンクも貼ってくれているのでオススメ。
難点として言語が英語ですが、長文は少ないので、そこそこ英語ができればそこまで苦になく読めると思います。
どうしても英語が苦手ならば、ChoromeでGoogle翻訳で翻訳しても問題ないレベルですね。
あとは、サービス名含めて全て英語で学ぶ事になるので、実際の試験を受けるときに見慣れない日本語の用語に戸惑うことがあるかもしれませんが、本番の試験問題は日本語/英語の切り替えができるので、英語に切り替えてみることで回避できます。

 

受験

予約

受験方法に関しては、前述の通り全国のテストセンターもしくはオンラインでの受講となります。
オンライン予約で日時を指定する形での受験となり、土日は結構埋まっていて2〜3週間後でないと予約できない状況が多いです。
どうしてもすぐ受けたいならば、キャンセル待ちを狙って、何度か予約日時を確認してると、数日後の予定が取れたりもします。
時間帯ごとの空き状況もあり、オンライン試験だからといっても気軽に予約できるわけではないので注意が必要ですね。

準備

オンラインでの受験の場合、ピアソンVUEのオンライン試験の専用ソフトをダウンロードして受験します。
不正防止のためにWEBカメラとマイクで監視された状態での受験になるので、機能が備わったPC環境が必要です。
最近のノートPCであればどちらもついているので問題ないかと思います。
また、当日は本人証明として免許証やマイナンバーカードの証明カードが必要ですので、忘れずに準備しましょう。
(公式サイトだと2つ用意しろとかかれていますが、実際使うのは1つだけでした。)

また、試験を行う場所に関しても色々と制限があり、外部のモニタや本が手に取れる範囲の場所だとダメみたいです。
なので普段の作業机などがある場合、ちょっと色々と生理が面くさいかも。
なので、私は寝室に小さい机を持っていってそこで受験しました。

 

試験当日

試験時間の30分前からオンラインでチェックイン可能になります。

アプリをDLして、免許証などによる各種チェックが行われた後に、試験管とのチャットでのやりとりが始まり、カメラをぐるっと回して部屋の全体や机を写したり、両手を写したりなどの不正にたいするチェックが行われます。色々と作業があるので開始までには、15分くらいはかかります。

チェックイン作業を始めたらそのまま試験開始まで準備作業などはできないので、始める前にしっかりと見直しを行う事をオススメします。

 

試験内容

思ったよりも簡単でした。
Udemyの模擬試験が思ったよりもマニアックで細かいことを聞いてくるので、本番もこんな問題ばかり聞いてくるのかと絶望していましたが、模擬試験に準拠した問題が多く思ったよりも簡単にPASSできました。

ピンポイントの操作などを聞いてくる問題は回答を丸暗記して、それ以外はどうやって回答を導けば良いかの考え方を学ぶことで解けるようになっています。

 

資格更新

AZ-900のような一部の認定を除き、Azureの資格は1年間の期限があり、更新が必要となります。

いつから更新可能?

90日くらい前にマイクロソフトから下記のようなメールが届いて更新可能になります。

リマインダーとして、あなたの Microsoft Azure Administrator Associate 認定資格は August 7 2022 11:59PM (UTC) で期限切れになり、更新の対象になっています。
時間には限りがあります。今すぐ開始すれば、有効期限が切れる前に無料の更新プロセスを完了し、スキルを最新の状態に保ち、認定資格をさらに 1 年間有効にすることができます。詳細については、Microsoft 認定資格の更新を参照してください。重要な情報は次のとおりです。
• Microsoft Learn の更新評価に合格することが、認定資格を更新する唯一の方法です。試験に合格して認定を更新することはできません。
• この短い監督なしの評価では、最新の状態を維持するためにあなたの職務に対して必要なスキルを測定します。
• 準備するには、認定資格更新ページで無料の学習モジュールを確認してください。(このページにアクセスするには、このメールの最後にある [認定資格の更新] を選択してください。)
• 更新評価に初めてアクセスする場合は、認定プロファイルを Microsoft Learn プロファイルに接続してください。認定プロファイルが Learn プロファイルとは異なる Microsoft アカウントを使用している場合は、[認定プロファイルと Learn プロファイル間のアカウントの調整] の指示に従います。一部の接続では、Microsoft 認定資格サポートの支援が必要になる場合があるため、追加の時間を考慮して事前に計画してください。
• 必要に応じて、認定資格の有効期限が切れる前に複数回評価を受けることができます。最初の試行から 24 時間の待機期間がありますが、それ以降の試行の待機期間はありません。
• 評価に合格すると、認定資格は現在の有効期限から自動的に 1 年延長されます。

 

更新方法

メールにも記載がある通り、MS Learn(オンライン教材)にある更新評価をパスする事が条件となります。

メールのリンクからアクセスすると、下記のような画面上部に青いボタンが表示されるので、押下すると更新試験を受ける事ができます。

 

試験内容

試験はオンラインでブラウザ上から選択可能な問題選択形式になっています。

問題数は30問程度で、制限時間は45分程度だったと思います。(ただし残り時間は確認不可能)

問題内容は基本的に資格取得時と同じような内容だと思います。

ちなみに期間中は何度も受けられるようなので、まずは気楽に受験してみると良いかと。

 

かなり悪いスコアでしたが、無事1発合格する事ができました・・・。

スコアと各分類ごとの正答率が表示されます。

 

 

まとめ

AZ-104の受験体験をまとめました。
AWS行こうかと思っていましたが、会社の福利で無料で受けられるので次はExpertにチャレンジしようかと思っています。
(AZ-303,304,400)
今回の勉強でUdemyの英語の問題集にも慣れたので同じように取り組めばいけるかなぁと思っています。

(2021/08/28追記)
一ランク上のAZ-303も合格しました。詳細は下記で説明しています。

【Microsoft Azure】AZ-303(Azure Solutions Architect Expert)を1週間で合格しました。受験方法、勉強方法などを紹介

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