Azure 資格試験

【Microsoft Azure】AZ-303(Azure Solutions Architect Expert)を1週間で合格しました。受験方法、勉強方法などを紹介

2021年8月28日

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概要

8月上旬にAZ-104を合格しましたが、1ヶ月経たないうちにAZ-303も合格しました。
勉強期間としては、1週間程度ということで非常に短期間でしたが、体験記として勉強方法などをまとめておこうと思います。

AZ-104の体験記に関しては下記にまとめてあります。

【Microsoft Azure】AZ-104を合格しました。無料で受講できる? 勉強方法など紹介【更新方法も追加】

AZ-304の体験記に関しては下記にまとめてあります。

【Microsoft Azure】AZ-304を1週間で合格しました。勉強方法や受験対策などを紹介。(更新も)

AZ-900の体験記は下記にまとめてあります。

【Microsoft Azure】AZ-900を1週間で無料受験して取得した話

本書は、「AZ-104: Microsoft Azure Administrator」の受験対策本です。AZ-104は、6ヵ月程度の実務経験を持つ、Azure管理者向けの試験です。実際の設定方法や、基本的な考え方を豊富な図表を用いて解説します。試験範囲を短期間で学習でき、最新のラボ形式に対応した演習を行うことができます。
Microsoft認定試験「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」の対策書です。「AZ-900」は入門レベルの試験であり、どなたでも受験できます。本書では、試験対策の講師として豊富な知識と経験を持つ著者が、重要ポイントを丁寧に解説しています。

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AZ-303って?

Microsoftの提供するクラウドサービス「Azure」の認定資格です。
様々な種類の資格が存在しており、レベルとして初級(Fundamental)、中級(Associate)、上級(Expert。Specialist)に分かれています。
az-roadmap
参考元

これまで取得した、AZ-900はFundamental(初級)、AZ-104がAssociate(中級)となり、今回受験したAZ-303はExpert(上級)ということでレベルでは一番上になります。

AZ-303に関しては、単体では認定資格とはならず、AZ-304も合わせて合格することで初めてSolution Architect Expertといった認定資格を得ることができます。

AWSにも同様な認定資格があり、同じく上級レベルの「AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル」が該当するかと思います。

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料金は?無料で受講する方法はある?

受講料としては、約21,000 円程度とそこそこのお値段。(ちなみにAZ-900が12500 円でAZ-104も約21,000円)
AZ-900では、オンラインの無料トーレニングを受講すると無料クーポンが得る事ができましたが、AZ-104と同じくこの辺りのレベルになると無料で簡単に受講できるようなクーポンは配布されていないようですね。

(無料トレーニングはこちらから確認可能)

ただAZ-104と同じく、MS BuildやIgniteといったMS主催のイベントに参加していると無料のバウチャー(クーポン)が貰えるのでそちらが使えるのかもしれません。毎年イベントが開かれているのでチャンスがあれば狙ってみましょう。

また、私は前回と同じく所属会社がAzureを使用している関係で、特典として無料で受講することができました。

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資格としての効果

採用側ではないのであくまでイメージになりますが、Azureの資格では最上位に位置する試験なので、Azureに関してある程度の知見等があるという証明になるのではないかと思います。
ですが座学で学習して、実務経験やAzureの操作を簡単に触っているレベルでも合格することができるのであくまで知識としてある程度あるよレベルのモノでしかないと個人的には思っています。
業務で使っていないならば、無料枠とかでも良いので何かしらのポートフォリオなどを構築してみると良いのかもしれません。

勉強方法や受験方法など

受験方法

提携しているテストセンターでの受講かオンラインでの受験か選べます。
どちらも受験申し込み時にオンラインで時間を指定して申し込む形になります。
前回に引き続き、オンライン(ピアソンVUE)での受講を選びました。
オンラインの場合、試験監督の言語が日本語と英語か選べるのですが、英語の試験監督だと比較的予約が取りやすくスケジュールの融通が効きやすいので、オススメです。
試験監督は試験日に、チャットを通じて簡単なチェック(部屋や机の撮影など)を行うだけなので正直あまり英語ができなくても大丈夫だと思います。

問題数と配分

試験は選択式問題となっており、問題数としては50-60問程度で、150分の試験時間となります。
満点が1000点で700点以上で合格です。
基本的に選択式の問題となりますが、大きくわけて下記の3フェーズに分かれていました。
(この辺りはAZ-104と同じです。)

1.後戻り可能な問題(50問くらい)
2.1つの設問に関して、複数種類の回答が提示されてYes/Noで答えていく問題(後戻り不可) (6問くらい)
3.1つの長文(要件)に対して何個も問題が出るパターン (4問くらい)

ちなみに今回受験した時には、3の長文問題が最初に出題されたので驚きました。

試験範囲

AZ-303は下記のような試験範囲分になってます。

Azure インフラストラクチャの実装と監視 (50-55%)
管理とセキュリティソリューションを実装します (25-30%)
アプリのソリューションを実装 (10-15%)
データプラットフォームの実装と管理 (10-15%)
MS公式サイト

AZ-104が幅広く問題が出るのに対して、AZ-303その中の一部分を深掘りしか感じでしょうか。
また、より技術的な知識が問われるイメージでしょうか。
CosomosDB、Azure SQLの冗長化やelastic pool、AzureAD ConnectなどAZ-104では殆ど出てこなかったサービスに関する問題も含まれているのが特徴だと感じました。
あとは、ネットワークやストレージ関連はAZ-104と似たような事が問われていたと感じましたね。

勉強方法など

前提知識

前提としてAZ-900、AZ-104を合格してAzureの基本的なサービスや知識を身につけておいた方が良いと思います。
AZ-104と一部範囲はかぶっているので、AZ-104で学んだ知識や問題等が出てくることがしばしばあります。

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勉強方法

MS Learn

MS公式のオンライントレーニングのMS Learnを使って一から学ぶことができます。
実際にポータルで画面を動かしながら学べるので、一からしっかり学べますが、時間が非常にかかってしまうのと、試験は結構ニッチな内容を突いてくるので、対策としては弱いという点がネックです。

MS-LearnではAZ-104のような専用のカリキュラムはありませんが、試験概要で学ぶべきLearnのリンクがあるので、そちらから学ぶが良いと思います。
MS Learn

AZ-104の時は理解のために何個か進めたのですが、今回は私はMS-Learnの方は全く使いませんでした。

書籍

残念ながらAzure関連の資格は日本語の書籍はAZ-900以外は殆どありません。
AZ-900の書籍は何冊かあるので、初歩や概要を掴みたいという方は一読してみると良いかもしれません。

Microsoft認定試験「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」の対策書です。「AZ-900」は入門レベルの試験であり、どなたでも受験できます。本書では、試験対策の講師として豊富な知識と経験を持つ著者が、重要ポイントを丁寧に解説しています。
本書は、Microsoft Azure Fundamentals[AZ-900]の対策教科書です。2020年11月に更新された最新試験に対応しています。Azureの講師として経験豊富な著者陣が試験を徹底分析し、合格に直結する知識を解説しています。さらに各解説では、特に試験で狙われるポイントを「試験対策」欄にまとめているので、重要な箇所がひと目でわかります。

Udemy

AZ-104と同じく、Udemyで問題集を購入して勉強しました。
こちらも書籍と同じく、日本語の教材はありませんが下記がオススメです。

AZ-303 - Microsoft Azure Architect Practice Tests 2021

AZ-104の時の非常に有用だった教材と同じ著者なので、こちらも購入したのですが、正解でした。
問題数は3セット150問くらいで少なめですが、その分勉強はしやすいと言えます。
特徴として、解説が詳細なのとMSの根拠となっている解説にリンクがされているので間違えた場所の理解を深めることができます。
英語が苦手という方も、Googleの翻訳などを使えばある程度いい感じに翻訳してくれるので、良いと思います。

AZ-303 Azure Architect Technologies Certification 2021

こちらも英語になりますが、問題集だけではなく講義形式で説明してくれる教材で非常に評価が高いですね。
AZ-104の時は同じ著書のもの購入していたのですが、AZ-104と範囲的にも似ているので今回は見送りました。
ですが、英語にアレルギーがなくてちゃんと体型的に学びたいという人にはオススメできるのではないかと思います。

Udemyは頻繁にセールをやるのでセール時にまとめて購入することをオススメします。

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勉強期間

上記のUdemyの問題集を何度も解く形で1週間程度(毎日1〜2時間くらい)の勉強で合格できました。
AZ-104と似たような問題があったりするので、AZ-104の受験後にすぐ取り組んだので勉強時間をかなり少なくすることができたのだと思います。

受験

予約

受験方法に関しては、前述の通り全国のテストセンターもしくはオンラインでの受講となります。
今回もオンラインでの受験ですが、流石に3度目ということもあり、事前準備もあまりせずに挑むことができました。

準備

オンラインでの受験の場合、ピアソンVUEのオンライン試験の専用ソフトをダウンロードして受験します。
不正防止のためにWEBカメラとマイクで監視された状態での受験になるので、機能が備わったPC環境が必要です。
最近のノートPCであればどちらもついているので問題ないかと思います。
また、当日は本人証明として免許証やマイナンバーカードの証明カードが必要ですので、忘れずに準備しましょう。
(公式サイトだと2つ用意しろとかかれていますが、実際使うのは1つだけでした。)

また、試験を行う場所に関しても色々と制限があり、外部のモニタや本が手に取れる範囲の場所だとダメみたいです。
なので普段の作業机などがある場合、ちょっと色々と生理が面くさいかも。
なので、私は寝室に小さい机を持っていってそこで受験しました。

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試験当日

試験時間の30分前からオンラインでチェックイン可能になります。
PCで作業を進めると、スマホに移って、免許証などによる各種チェックが行われた後に、試験管とのチャットでのやりとりが始まります。
今回は初めての英語の試験管だったのですが、日本語の試験監督と比べると非常に緩くてあっという間に試験が始まりました。
これまでの日本語試験監督の時には、WEBカメラで机を映す、部屋をぐるっと映す、両手を映す等の流れが色々あるのですが、机の撮影だけであっという間に試験が始まって驚きました(笑)

試験内容

思ったよりも難しく感じましたが、850点を取ることができました。(AZ-104は900点)
Udemyの問題集だけしかやっていなかったので、全くわからない問題も結構出てきたりして焦りましたが、思ったより良い点となりました。
AZ-104の時に学んだ知識がそのまま活かせたもの大きかったと思います。

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資格更新

AZ-900のような一部の認定を除き、Azureの資格は1年間の期限があり、更新が必要となります。

AZ-304やAZ-303といった試験単位ではなく、Azure Solutions Architect Expertといった資格単位での更新になるので、両方の資格を取得した時点で1年後に更新が必要となります。

資格更新に関しては下記の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。

【Microsoft Azure】AZ-304を1週間で合格しました。勉強方法や受験対策などを紹介。(更新も)

 

まとめ

AZ-303の受験体験をまとめました。
とりあえずAZ-104と303の知識がある程度記憶に残っているうちにAZ-304を受けてしまおうと思います。
合格したらまた体験記等をまとめようと思いますでよろしくお願いします。

(2021/09 追記)
1週間後にはAZ-304にも無事合格しました。
下記に体験記や勉強法などをまとめてありますので、参照ください。

【Microsoft Azure】AZ-304を1週間で合格しました。勉強方法や受験対策などを紹介。(更新も)

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